05/21
Sat
2011
意外と知られていない、まえけんの才能とは…
5月14日公開の「少女たちの羅針盤」に出演中の前田健。
この名前を聞いて、思い浮かぶのは? 「あやや(松浦亜弥)のモノマネの人」という人がほとんどだろうか。
あややのモノマネで有名になったのは良いが、その後、はるな愛の「エアあやや」が大ヒットしてしまい、しかも、はるな愛のほうが「あやや公認(※まえけんがやるのは汚いから嫌、とご本人に言われたことも)」とされたことで、なんとなくモノマネタレントとしてはテレビであまり見かけなくなってしまった印象がある。
だが、一見「イロモノ」でありながら、実は多才な人物だということは、案外知られていない。
まず見逃せないのは、「振付師」としての目覚ましい活躍ぶり。一定層にはすでにおなじみの事実だが、近年はアニメ「フレッシュプリキュア!」「ハートキャッチプリキュア!」「スイートプリキュア♪」のエンディング振付をしている。
幼女たちに人気のアニメに、「前田健」が大きくクレジットされるのを見るたび、なんだか不思議な感じがする。他にも、アーティストの楽曲振付や、有名CMの振付なども行っている。
さらに、振付師である以前に、この人、そもそもダンスが非常にうまいことも、あまり知られていない。
4月初旬に放送された「ものまねグランプリ~最強ものまね芸人42組究極のネタ100連発~」では、「モーニング娘。」として登場し、矢口真里に甲高い声で「まえけんさん、ダンス超うまい~~~~~!」などと、とんちんかんな褒め方をされていたが、実はブロードウェイダンスセンターで4年近く個人レッスンを受けていた経歴などを考えると、矢口などに「超うまい~~~♪」なんて言ってもらう筋合はないのである。
また、「一人芝居」も続けているし、さらに5月7日から、自身の処女小説の原作・初の脚本、監督を務めた映画「それでも花は咲いていく」が公開された。
器用で多才なのに、お茶の間ではあまり受け入れられていない前田健。となると、結局、好感度の問題ってことなのだろうか。(文:田幸和歌子)
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